今宵はちょいと、真面目なお話!
今回の『twelve』は、脚本・演出の松本陽一氏自らが「勝負作!」と声高に叫んでいるように、かなり力の入ったミステリー劇。
昨年の『賊』あたりをイメージしてる君は痛い目に合うぞ!良い意味で!!
そんな松本氏(通称トムさん)から、先日の稽古後、出演者全員に対してこんな言葉がありました。
全部書くと長いので漢字一文字で。
“志”
深い言葉だと思います。
「こころ」を「つきさす」。
よく分かんないけど、そんな意味もあるんじゃないでしょうか。
色々考えさせられる言葉でした。
自分も30歳になって色々思うんだけど、
「こうなりたいと思う未来」
は
「そうなりたいと思っている自分」
次第なんじゃないかなと。
他人が未来の自分になるわけじゃない。
自分が未来の自分になるんだから、全ては自分次第。
そして「自分」ってのは、「今の自分」でしかないわけだから、結局は、「今、何をするか」という。
そういうことなんではないかと。
こういうことを時折真面目に考えさせる劇団6番シードならびに、松本陽一がむかつくんだよね(笑)。
こんな言葉、プロの世界ではなかなか聞けないもの。
僕の知ってる「プロの人」は、みんな悩み、苦しみ、時にネガティブだもの(笑)。
結局、夢って、
「一番最初に、何に憧れたか」だと思う。
名前は明かさないけど、俺には憧れの声優さんがいます。
その人みたいになりたい一心で生きてます。
芝居もそのために始めました。
「台詞を一つたりともこぼさず客席へ届ける」、これが俺の憧れであり、ポリシー。志。
それは俺が声優だからじゃなくて、単に、そういう役者になりたいというだけ。
メンタルは嘘をつくが、声は嘘つかない。
きちんと届けた台詞は必ず人を動かす。本気でそう思ってるから、僕はこのスタイルを変えない。
いつか絶対、凄い台詞を吐ける大人になれると思ってる。
ていうか昨年、某劇団○季の座長が設立55周年だかのコメントで、おんなじようなことを言っていました。
今回の『twelve〜天国の待合室〜』。
ちょっと、ただごとならぬ空気が稽古場に漂っています。
緊張感とはまたちょっと違う何か。
今の時点で、それは俺にとっては少し不快な何か。
この感じ、過去にも味わったことがあるような。
その時の公演は大成功で、色んな出会いもありました。
何か、あの時の感じに似てるような。
ただその空気感は、正直、俺にとってちょっぴり不快です。
でもこういう時のほうが、人は力が発揮できるような気も、悔しいけど、してます。
チケットのほうも、かなり快調な売れ行きのようで、冗談抜きで売り切れ出ちゃうかも!
全席指定席だし、「よい席はお早めに!」ですよ!
ちなみに今回の僕は、
ドSメガネのシステムエンジニア役です(笑)。
かなりレアなシリアス芝居。
ご堪能あれ!!
ふう。
久々に役者っぽいこと書いたぜ!
こういうことを書くと、朝読み返した時とかに「痛てぇ!!」って思うんだけど(笑)、勇気を持って更新しようじゃないか!
ぺこり。