伝説の千秋楽を終えて
2011.06.27 Monday
エレジーキングストア『アメノクサリ』、全ステージ終演致しました!!
終わってみればあっという間で、楽しい時間でした。
稽古初日に、渡された台本4ページを前に「…で、どうしろと?」とうなだれたのが、遠い昔のようです…。
打ち上げの席でアンケートにも目を通させて頂いたのですが、本当に好意的なご意見ばかりで逆に驚いてしまいました。
もうちょっと批判的な、厳しいご意見もあるかなとは思っていたので…。
決してハッピーエンドではないラストシーンでしたが、少しは何か残るものであったのでしょうか。だとしたら嬉しいな。
で、今回、自分としても初めて「外部演出」という立ち場で参加したのですが、具体的に何をしていたのかというと、
・全体のリズムやテンポの決定
・シーン毎の立ち位置や出ハケ等の指定
・台本のリライト(分かりにくいシーンをかいつまんだり、シーンを組み替えたり等)
・M(劇中曲)の選曲
・明かりや音のかかるキッカケ決め
てなことやってました。
ふだんの鈴木区の公演よりも多いシーンの切り替わりや、M(劇中曲)のキッカケ等を仕切れたことは、良い経験になったんではないかと実感してます。作風も含めてね。
音楽の使い方を褒めてもらえたことはすごく嬉しかったです。
悔いがあるとするなら、スケジュールの関係であんまり稽古場にいけなかったことかな。
キャストの芝居プランにまで口を出せたのは公演間近になってからだったので、もう少し深く関われたら良かったなあ、と…。
いっやー!それにしてもうまくいって良かったーー!
稽古中は、どうなるものかと何度も頭を抱えもしたけど、
主宰・伊智生士冶くんの
初日ピンスポ全ハズシにはじまり、
千秋楽まさかの
オープニングやり直し
に至るまで、ブースでたくさん笑い転げた小屋入り期間でした。
最後の最後で、スタッフ、キャスト、観客みんなが爆笑で終わった悲劇作品。楽しかったあ!
改めて、
伊智生士冶は、天才。
そういう男の近くにいられたことは財産です。
ありがとう。
カンパニーとしても手探りのユニットだろうけど、これからもっと良くなっていくのではないでしょうか!
『アメノクサリ』、これにて終演です。
スタッフ、キャストのみんな、お疲れ様でした。
そしてご来場下さいました多くの皆様、有難うございました。
ちなみに演出家の一番のお気に入りキャラは、
キャバ嬢の愛理 です。