先日、舞台『アンジール』で共演した
土田卓くんの出演舞台
劇団青年座
『第十七捕虜収容所』観劇してきたよー。
いやこれまた、もう、すンげぇ良かったよ…。
M-1(開演時に流れる曲)からガツン惹きつけられて、そのままワクワクゾワゾワしっぱなしの2時間15分。
ストーリーが練られているのは当然として、それをしっかり立体化した演出や舞台美術、照明、そして演者の役者力みたいなものが全部かっこよく見えて、その作劇へのテンションにも、感動しました。
久々に「ヤダー僕も出たーい」と悶える快作でした。
そしてなにより、主演をつとめた土田卓くん(以下まさるくん)の存在感たるや。
彼は文学座研究所の経験があるんだけど、そんな彼が今この場で、青年座の主演というドラマにも、内心勝手に「ようやった…ようやったでまさる…うう…」とすっかり身内気分に。
誇らしい仲間だなー、って思いながらキラキラした舞台上を眺めてました。
あとどうしても脚本にも目がいってしまうのだけど、古典なのでいわずもがな、まぁーよぉーできちょる。
特に1時間20分超えたあたりからの主人公セフトンのもっていき方に、猛烈にうなさられました!壮絶な焦らしプレイを喰らった気分!
ドイツ兵とワインのくだりも、海外モノらしい強引さだな〜て思ったけど、これはこれでスンナリ楽しめました。ああいう緩急も必要だよね。
演出もサイコーで、対話の中で心理的に分断される人物はキチンと立ち位置で整理されているので関係性が分かりやすいし、あえて雑多に出てくる小道具たちも、いい感じに人物たちの生活感を表現していて、もう、もう!ステキ!でした。
こういうパワーある作品に触れると、僕みたいなノラから始めた人間とは、根の太さ深さが違うなーと打ちのめされたりもしますが、でもだからこそ、僕は僕で真剣に生きねばのう、と、とてもアグレッシブな刺激をいただけましたよ!
そして、終演後にまさるくんと写真でも…とか思いつつ、なんか、できなかったこのチキンぷり…。ぼくのばか!
公演は10月4日まで続いているので、ぜひ、足を運んでみてくださいね。
http://seinenza.com/performance/studio/s118.html余談
じつは僕の師匠が青年座出身でして。
あー、この劇場で『友達』とか演ってたのかなー、なんてプチ感慨も。ウフ。